映像の世紀

やっているとつい見てしまうね。
しかし第一次世界大戦時、兵士たちにとって最も過酷だったのは大量殺戮の方法が確立された戦場ではなく、むしろ戦場までの行軍過程だろう。もちろんその当時大量の人間を輸送できるような手段は徒歩以外に考えられなかった。兵士たちは小銃、弾薬、食料など、およそ30キロ余りの装備を担いで、一日にその重さと同じだけの距離を歩かなければいけなかったのである。
そんな事情があると、当然防弾ベストのような重いもんは着てられねえ…というわけで、大戦における死者の数はさらに増加することになる。